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  1. 予実管理

Excel請求書をkintoneに取り込み (Box)

800-20 | 外部入出力


入力データの構成

請求書Excel

  • 請求情報が記載されている単票形式のExcelファイル

上記ファイルをBoxで管理している

ワンポイント
この記事ではboxを例に解説していますが、他にも「Dropbox」 「OneDrive」 「Google Drive」 でも同様の処理を行うことができます。

出力アプリのフィールド構成

請求管理アプリ

  • 請求情報を管理するアプリ
  • Box内で管理している請求書ファイルのデータを取り込むアプリ

1.入力データを設定

外部ファイル入出力コマンドの基本を資料で確認する

クラウドサービスのアカウント情報を設定する

  1. ファイル入力 – Box コマンドを追加する

  2. 「アプリを選択」をクリックし、外部サービス情報アプリを選択(作成)する
    ※選択したアプリにクラウドサービスのアカウント情報が登録されます。


  3. ログイン情報を入力してクラウドサービスにサインインする


    Boxに保管している請求書Excelを入力データに設定する
  4. 読み込みファイルの設定を行う
    ファイルの種類:Excel
    ファイルのデータ形式:単票形式
    フォルダ:該当ファイルが保存されているフォルダ
    ファイル名:請求書.xlsx
    読み込みシート:すべて


  5. 「テンプレートファイルの設定」をクリックする

帳票の項目をフィールドとして設定し、kintoneのフィールドタイプを選ぶ。
・郵便番号:文字列
・住所1:文字列
・住所2:文字列
・顧客名:文字列
・部署名:文字列
・請求番号:文字列
・請求日:日付
・担当者名:文字列
・住所1:文字列
・支払期限:日付
・請求明細:テーブル :A20:G31までを指定
 ・商品名:文字列
 ・数量:数値
 ・単価:数値
 ・概要:文字列
・税率:数値
※本シナリオで合計金額、金額、消費税はkinotneアプリの計算フィールドを使うため、ここでは選択しません

入力アプリのプレビューデータ

2.明細情報をkintoneアプリに取り込むために調整する

テーブルにコピーした請求明細をレコードに変換する

  1. テーブル展開コマンドを追加する
  2. 次のように設定する
    レコードに変換するテーブル:請求明細
    レコードに保持するフィールド:商品名、数量、単価、概要
プレビューデータ

郵便番号フィールドの「〒」を削除する

郵便番号フィールドの値に「〒」が含まれているので、削除します。

  1. データ編集コマンドを追加する
  2. 次のように設定する
    結果を保存するフィールド:「郵便番号」フィールドのデータを置換
    編集方法:数式
    編集内容:次の数式を追加

SUBSTITUTE(郵便番号,”〒 “,””)

明細情報をテーブルに変換する

  1. テーブル作成コマンドを追加する
  2. レコードに保持するフィールドとして次のフィールドを選択する
    ・連番 ・郵便番号 ・住所1 ・住所2 ・顧客名 ・シート名
プレビューデータ

支払方法を追加する

  1. 定数の追加コマンドを追加する
  2. 定数を保存する新しいフィールド名:支払方法
  3. 新しいフィールドのフィールドタイプ:文字列(1行)
  4. 新しいフィールドに保存する定数:銀行振込

3.出力アプリを設定する

  1. 出力アプリコマンドを追加し、「請求管理」アプリを出力アプリとして設定する
  2. 出力方式に「更新」を選択する
  3. データ編集フローのフィールドで、アプリのフィールドと対になる編集フローのフィールドを選択する
  4. 更新キーで次を有効にする
    ・顧客番号

出力結果

請求書アプリにデータを取り込むことができました。

演習をお客様のkintone環境で試す

krewDataのはじめ方
実際の動作を確認できるテンプレートを公開しています。
こちらの記事でご紹介した内容をご自身の環境で試したい方はダウンロードしてご利用ください。