注目キーワード
  1. 予実管理

当日までの累計を計算する

550-80 | 売上管理


入力アプリのフィールド構成

受注アプリ

  • 拠点ごとに受注情報を登録するアプリ
  • 日ごとにレコードを登録する
各拠点のレコードを登録する

出力アプリのフィールド構成

受注アプリ

  • 入力アプリと同じアプリ
  • 本記事で解説する処理で「累計」フィールドに当日までの受注数累計を更新する(当月内が対象)
累計を計算する

1.入力アプリを設定

受注アプリを入力アプリに設定する

  1. 入力アプリコマンドを追加し、アプリの選択で「受注」アプリを選択する
  2. フィルタで「拠点名」=(等しい)%拠点名% と設定する
  3. フィールドの選択で次のように選択する
    ・日付 ・拠点名 ・受注数 ・累計

ワンポイント

この先はプレビューにデータが表示されません。
下記の方法で特定の拠点のデータをプレビューに表示しながら、設定を進めることができます。
ここでは、「沖縄」を条件に設定しました。

2 .結合用のキー作成

年を抽出する

  1. データ編集コマンドを追加する
  2. 次のように選択する
    ・結果を保存するフィールド:新しいフィールドを作成 「年」
    ・編集方法:日付編集
    ・編集内容を設定:年を抽出 「日付フィールド」

年が追加されました。

月を抽出する

  1. データ編集コマンドを追加する
  2. 次のように選択する
    ・結果を保存するフィールド:新しいフィールドを作成 「月」
    ・編集方法:日付編集
    ・編集内容を設定:月を抽出 「日付フィールド」

3.結合用のデータを作成する

ステップ4で各日付のレコードに同じキーを持つ他の日付のレコードを結合します。ここでは、結合するために別途データを作成する下ごしらえを行います。

  1. フィールド選択コマンドを追加する
  2. 使用するフィールドに次を選択する
    ・日付 ・拠点名 ・受注数 ・年 ・月

4.アプリ結合で他の日付のレコードと結合する

アプリ結合で、各日付のレコードに同じキーを持つ他の日付のレコードを結合します。最終的に日付と拠点をキーにしてグループ化(累計を計算)するためです。

  1. アプリ結合コマンドを追加する
  2. [月を抽出する]と[結合用のデータ作成]を完全外部結合で結合する
  3. [月を抽出する]の元になるアプリの条件フィールドには次のように設定する
    ・拠点名 ・年 ・月
  4. [結合用のデータ作成]の元になるアプリの条件フィールドには次のように設定する
    ・拠点名 ・年 ・月

プレビューではデータがこのように作成されています。

5.当日以降のレコードを除外する

累計値に当日以降のデータを含まないようフィルタします。

  1. フィルタコマンドを追加する
  2. フィルタ方法に数式を選択して次のように設定する
    数式:日付>=_日付_1

6.累計を計算する

  1. グループ化コマンドを追加する
  2. グループ化する項目として次を設定する
    ・拠点名 ・日付 ・受注数
  3. 集計する値が保存されているフィールドに「受注数_1」を設定する
    ※「受注数_1」には、当日までのレコードの各受注数が保存されている
  4. 集計した値を保存するフィールド名に「累計」を設定する
  5. 集計方法は「合計」を設定する

7.出力アプリを設定する

  1. 出力アプリコマンドを追加し、「受注」アプリを出力アプリとして設定する
  2. 出力方式に「更新」を選択する
  3. データ編集フローのフィールドで、アプリのフィールドと対になる編集フローのフィールドを選択する
  4. 更新キーで次を有効にする
    ・日付 ・拠点名
出力結果

当時時点での累計が確認できるようになりました。

サンプルファイルのダウンロードはこちら
https://download.krew.mescius.jp/study/krewdata-drill/pratical/dt550-80total-month-realtime.zip

演習をお客様のkintone環境で試す

krewDataのはじめ方
実際の動作を確認できるテンプレートを公開しています。
こちらの記事でご紹介した内容をご自身の環境で試したい方はダウンロードしてご利用ください。